
ちょっと真面目に考えた。エコな話。
普段から思っていた疑問や「おかしいな」って違和感。ある本を読んで、そうそう、そういう事だ!と。
例えば、エコバッグを持ち歩こうって、世の中にはたくさんのエコバッグが生産されて、それ自体が商売になってしまい全然エコじゃないとか。エコカーの乗り換えを勧めているけれど、乗り換えた古い車は処分されずに後進国で相変わらず排気ガスを出して乗られるだけ。結局は世の中にまた新しい有害物質を生み出しただけ(地球上の車の数を増やしただけ)とか。
そういう見方をしていると、新しいものを買う時にすごく考えるようになってくる。
先日、開かずのダンボールに手を入れて、大事に保存されていたビデオテープをDVDに焼く事にしたのです。ビデオデッキがない我が家はお店に持ち込んで焼いてもらおうかと思ったが「高校の映像授業の作品」「スカイダイビングの一部始終」「結婚式の思い出」などなど、かなりの数。ちょっとこれは自分でやった方が良さそう。
夫と話して、必要なのは今だけだしレンタルしようかってなりました。ところがね、レンタル料を見てみると買った方が安かったりするから驚き。一瞬「買っちゃおうか」って思ったが本末転倒。すぐに使わなくなる鉄の塊を買ってはいけないと、結局割高なレンタルをする事にしました。
でもね、そう考えてみると、世の中には不思議な事がいっぱい。
ハードが変わってしまい、まだまだ使えるはずのビデオテープが一気にゴミと化してしてしまうとか、地デジ化で新しいテレビを買わされるとか、まだまだ動くPCがいつの間にか今の技術についていけなくなっているとか。技術の進歩が速まってゴミが増える一方。だけど本当に技術が進化しているのなら、古いものを長く使う事に頭を使えばいいのに、なぜかそういう方向に世の中は進まない不思議。
新しい携帯のために地球に穴をあけ鉱物を採掘し、たくさんの犠牲を払っているとか聞くと、なんだか新製品発表のニュースさえシラケて見えてしまう。
偉そうに語れるほどエコな人間じゃないけれど、これから先の事、ちゃんと考えていかなくちゃいけないと思う。まずは私でもできることから。