5歳の長女だって不安はあるだろうけど、2歳という年齢は分かりやすく行動に出るのかもしれない。毎日夕方になると泣いてしがみついて離れなかったり、ちょっと暗闇になると突然火がついたように泣き始めたり、夜中電気を消す事も出来なくなりました。

計画停電時には暗くならないよう、できる限りの灯りを用意。こうなってからでは新たに何かを買い足す事も困難で、家にあるロウソク達と登山用ライト。旅先で買ったキャンドルも久しぶりに登場しました。それでも小さな心に出来た恐怖を和らげる事も出来なかったようです。
継続的に実施される停電に備え手を打たなければと思っていた矢先、西にいる友人から届いたのは楽しい灯り。
夜店で見かける光る棒。パキっとおると蛍光に光るブレスレット。
子どもに渡したら、あれほど怖がっていた暗闇に喜んで足を踏み入れスティックを振り回して遊んでいました。暗くならないと光が分からないと知れば喜んで暗闇を受け入れ、ウソみたいに楽しそうに踊ってました。ん〜、すごい。
私は照明で子どもの恐怖を払拭したりロウソクで暗闇の楽しさを教えようと考えていたけど、結局それって大人目線の考えだったのだ。子ども達が喜ぶ事ってこういう事だったのね。友人に感謝です。

子どもと一緒に、暗闇写真を撮ってみました。シャッタースピードを遅くして、ライトを振り回して。出来上がった写真を見て喜んで。その日、子ども達はライトを握りしめながら眠りにつきました。これで暗闇の恐怖は多少なくなってくれたらいいな。
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