電気を消して川の字に寝て『今日嬉しかった事・楽しかった事』をそれぞれ言い、それを皆で聞くというもの。
ルールは簡単
・「今日は○○が嬉しかったです」というシンプルなワンセンテンス
・誰かが眠くなるまで順番に何度も繰り返す(もちろん親も)
・発表には基本的に口を挟まない
・一人が終わったら「次○○ちゃん」という風に流してサラっと終わらせる
・喜楽にお気軽に、テキトーに
もともとは「寝る時に良いことをイメージすると翌朝気持ち良く起きられる」という話を聞いた事と、絵本を読んでいてもなかなか寝てくれなくなった事、その絵本もかなり長文になってきた事、それで(楽をするため)始めたのだけど、これが結構良いのです。
自分の気持ちや何かを伝えるのが苦手な長女は、帰宅後「今日どうだった?」と聞いても、今ひとつ的を得た答えが返ってこず、う〜ん、特にない、とばかり。
親としては今不安に思っている事や新しい環境で何があったかを根掘り葉掘り聞きたいのが本当のところ。でもね、それをやっちゃダメな相手っているんだよね。
そんな彼女が、特に記憶に残った一文を発表する場(しかもリラックスした状態で)だと、すんなり、面白いくらいスルスル出てくるのです。
「へ〜、そんな事があったの!」と思う出来事だけでなく、それがどうして嬉しかったのかって所まで含めて分かるから、たった一文が侮れません。
一緒に過ごした休日も、予想していた出来事よりも、ちょっとした会話の中に喜びポイントが隠れていたんだと分かったりして、彼女の頭の中が少しだけ見えた気がしました。
この遊びを始めた当初は「ありません」なんて驚きの答えが返ってきてガッカリしたものですが、最近では楽しい事を意識しているからか、たくさん出てくるようになりました。
些細な事でも、楽しかった事、嬉しかった事を意識すれば、その日一日が良い一日だったと思えるんじゃないかな。
これから先、嫌な事もたくさんあるけど、良い事を見つけられる目(視点)が子ども達の中で増えていってくれたらいいなと願って。
ちなみに、二女はいつでも、何回順番が回ってきても
「みんなで、ごはんをたべたことが、うれしかったです!」
と言います。直前の事しか頭にない(でももしかしたら本当にそれが本音?)幸せな子です。