働く母親は仕事も母も半人前
2013.01.28 Monday

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長女がインフルエンザ、そしてもれなく私にもうつり、一日遅れでダウン。
先月から二女の風邪・入院と休み続きで凹みます。

お客さんにも電話でインフルエンザで外出できませんと謝ると、どこにいてもパソコンあれば仕事できるんだから平気平気、なんて。ありがたきお言葉をいただき、稼働中の業務が滞る事もなく済みました。こういう時、家に仕事環境があるというのは助かります。

一時期、子どもがいる事をお客さんに隠しながら仕事をしていて、子どもがいると言ったら全力で仕事できないと思われるんじゃないかとか、期待を裏切るんじゃないかとか、気持ち的には24時間働けます!なんて、古いCMみたいな意気込みだけあったり。

でも、そんなの無理なんだよね。
時間がくればお迎えにはいかなくちゃいけないし、子どもが熱を出せば呼び出される。どうにもならない事が日々ふってくる。結局は誰かにしわ寄せが行き、苦い思いをしているんだという事に気付く。(仕事を100%こなせば子どもがどこか無理していたり)

チームであれば関わる人々に迷惑をかけていると理解すること、それをフォローしてくれる誰かがいる事に感謝する。そんな些細な事が、頭で分かっているハズでも、昔はどこか欠落していたんじゃないかななんて思う時もある。そんな気持ちって相手にも伝わるもの。

どんなに仕事で頑張っても、周りに感謝する気持ちを忘れていると、波風立つものです。
たとえ誰よりも頑張った30日があっても、たった1日の急な早退・欠勤がそれをかき消す事もあるのです。その日を快く受け入れてもらうために、日々感謝を忘れてはいけない。

結果ばかりを見ていた当時の自分に会えるなら、それを伝えたい。
(まあ、たいがい、突っ走っている時というのは何も耳に入らないんですけどね、、)

自分は100%で頑張っていても、周りからしたらやっぱり半人前で手がかかる人。
その上、急な早退で後ろ指さされながら会社を後にしても、母親という評価で見れば完全な失格。もっと子ども優先に考えてくださいと、病院の先生や保育園の先生からは遠回しに言われ落ち込む。どこを切り取っても劣等生なのです。
もうこうなったら劣等生を受け入れ、劣等生ながらも1点でも加点できるよう努力するしかない。

独身でバリバリ働ける人に比べたら、子どもの風邪だ保育園行事だと休まざるを得ない状況なんだから、半人前。投げ出した仕事をレシーブする人の身になれば、感謝以外生まれてきません。後ろ指さされて当然、それでも今の自分が出来る事を精一杯頑張るしかない。
昨日出来なかった事が、今日にはできるように。少しでもパフォーマンスを上げて。

覚悟を決めて腐らず続ければ、いつかまた浮上できるから。




舟を編む、辞書のはなし
2013.01.23 Wednesday

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三浦しをんさんの「舟を編む」。ようやく手に取りました。
個性的な面々が一つの目標に向かって成長しながら進んで行くという、「風が強く吹いている (新潮文庫)」にやや似た薫りがしつつ、辞書をつくるという、またすごい世界を見せてくれました。堅いテーマの割にはサラっと面白かったです。

最近は辞書の需要もだいぶ減ってるんじゃないのかな?
なんでも手元のスマホやパソコンで調べてしまえるから分厚い辞書を広げる機会もなくなって。調べたそれが正しいかどうかも分からず、でも何となく理解したからいいやって。責任を持って言葉を紡ぎ出す辞書とは、やはりちょっと重みが違うような気もします。

母が辞書が大好きな人で、リビングに常に辞書を置いて、分からない言葉があればすぐに調べなさいと言い、自らそれを実行していた人でした。同義語や対義語なんかも同時に調べて「へぇ〜」とか「やっぱり」とか、ボロボロになった大人用の辞書を一人楽しんで。(子ども用は別)

残念ながらものぐさな私は辞書にそこまでの魅力を感じる事もなく大きくなってしまったのだけど、ムスメが小学校へ入学するタイミングで、またしても母から「小学館の例解学習国語辞典」と、分厚い広辞苑をプレゼントされたのです。

大きいし場所とるし、だけど本棚にしまったら最後、次にページをめくるのはいつになる事やら。気がつけば我が家のリビングにも目立つ場所に堂々と陣取るように置かれています。
これが良くて、○○ってどういう意味?と長女に聞かれるたびに、母とは違った思惑で「辞書で調べなさ〜い」と丸投げ。

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長女は字を読むのが好きなので、辞書はそれなりに面白いようで、目を輝かして読んでいます。まだスムーズに引けなくて「載ってないよ」なんて言ったりするので「重要な言葉、一年生が調べるような言葉は赤文字だから、赤を探してごら〜ん」とか言いながら一緒に調べると、なるほどね〜っと私も感動するほど簡潔に教えてくれるのです。

世の中にはこんなに沢山の言葉があるのね。
知ってるのはその半分もあるのかな。使っているのはその何パーセントなんだろう。
便利な電子機器が世を占めても、この重さが物語る言葉の厚みって、忘れないでいたいなーと思う。

春には映画化されるようで。
私は本を読みながら、勝手に真締役は栗原類で進行していました(笑)

それにしても、香具矢が宮アあおいって言うのは、ん〜、なんか残念。

ムーミンの名言集
2013.01.17 Thursday

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アズサンタさんにもらった蔦屋のギフト。パッケージがとってもカワイイ!
子ども達に絵本や本を贈ってくれて本好きな子ども達は大喜び。早速かぶりついて読んでました。

私にもムーミンちゃんが贈られてきました。
ムーミン、実のところ、じっくり読んだ事なかったのよね。
ただ絵がかわいいっていうビジュアルだけで好きだったので、こうして名言集を読んでみても全くもって意味不明。
でもね、そこがまた不思議な魅力。
なんか気になって、すぐ手の届くところに置いて、パラパラと見たくなる。
じんわりあたたかい。

挿絵もとにかくシュールだし、後を引く魅力よね。

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ムーミン登場人物をみていたら、どうしよう、モランが気になる。
なにこれ。。。すごいスキ。

絵本も読んでみたくなるじゃん。

働くこと
2013.01.13 Sunday

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久しぶりにこのカテゴリにエントリー。
サイトに偉そうな副題をつけておきながら『シゴト』に関するエントリーがほとんどないのは、ある時期を境に色々考えて書けなくなってしまったから。

誰が見てるか分からない、隣の席のあの人が見ていたらと思うと、言葉を選び、本心を隠し、当たり障りない内容になり、そして書く手が止まってしまった。昔はほんとに赤裸々な気持ちを書いたり言いたい事言ってたけど、そういうことが年を重ねると難しくなってくるのかもしれない。

当時はそんな複雑な人間関係の中にいたけれど、今はそんなしがらみもないような働き方をしているので、もう少し肩の力を抜いて働く日常の思いを残して行こうかなと思うようになりました。
母親8年目、妊娠中から入れると働く母親9年目の話。

最初から強い決意があって今『ココ』に立っているわけじゃない。働く母親の立派な見本ではない。だから偉そうな事は言えないけれど、この9年で大きく変わった心境の変化を見て、未来を不安に思う誰かの背中を少しでも押せたらいいなと思う。

子育てしながら仕事を続ける事はラクじゃない、けれど不可能ではない。
ちょっと意識を変えれば出来ることもあるかもしれない。

そんなヒントになりますように。

あけましておめでとうございます
2013.01.07 Monday

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本年もよろしくお願いいたします。

2013年巳年。何を隠そう今年は年女。厄年です。
小さなシグナルを見逃さないよう、慎重に過ごしたい一年。
そして、なんとなく自分周期があると感じている私の中で、今年は継続の年。大きな飛躍ではなく、コツコツと小さな芽を育てる年にしたいと思っています。(占いや○○術っていうのにはさほど興味もないけれど、自分の直感や感覚は頼りにしています)


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↑冬休みの宿題、なわとび練習。
天才的なひらめきも器用さもないので、コツを掴むまで少々時間もかかりますが、楽しくやっているのでまあ良しです。

短い休みにも宿題を出される子ども達も大変ね。
「わーい、休みダー」と気楽に過ごしていた保育園時代とは大違い。
ゆっくりムスメの宿題を見ていたら、書き方も順番もヒドいものでした。
あらららら・・・。
やっぱりちゃんと見てやらないとダメだね。

今年はその辺のフォローを頑張ろうと小さな目標を立てたのでした。