過去の経験から慌てず救急車を呼びませんでしたが、年齢と共にその頻度も下がると言われていただけに、この時期の痙攣は少なからずショックでした。
その経緯を記録しておきます。
【過去2度のけいれんについて】
初めての痙攣は0歳の時。
長女の時は経験がなかったので私たち親にとっても初めてで、この時ほど慌てた時はありませんでした。
二度目はブログに記録していませんが3歳ちょうどの時。
外でイスから落ちコンクリートに頭を打った時にけいれんを始めた(ように見えた)ので、頭を打ったショックかと思い、慌てて救急車を呼びました。後で分かったのは、この時も39度を超える熱があり、熱性けいれんによりけいれんを始めて、その硬直によりイスから落ちたという事でした。
大学病院へ運ばれた後ぐったりとし、かと思えば突然嘔吐して。頭も打っていたのでCTを取ったり、とにかく不安材料はたくさんありましたが、血液検査の結果もCTの結果も異常なく、点滴を打って帰宅。
翌日診察でも大きな所見はなく、熱によるけいれんと診断されました。
【今回3度目のけいれん】
二女 4歳2ヶ月(体重13.8kg)
※今回のポイントと思われる箇所を赤字にしています。
・午前中に39℃の熱で保育園から呼び出し
・急いで帰宅するも小児科の午前診療に間に合わず、耳鼻科へ
・インフルエンザ検査陰性、風邪薬を処方される
・帰宅後検温37.8℃
・遅い昼食後、風邪薬を飲ませる(14時頃)
→ 14時30分頃けいれん
上体が反っていくような硬直する種類の痙攣。
顔は土気色からさらに白くなり、目を剥いている、
2、3分で呼吸を確認できる状態まで戻る。
・けいれん後、ダイアップ4mgを処方。
・けいれん後、寝てしまうが、カラダが15秒間隔くらいで硬直し
小さなけいれんを繰り返す(間隔が伸びていき15分程度で治まる)
体温39.4℃
・小児科へ電話
ダイアップを処方済、今寝ているが起こして診察した方が良いか確認
動かすとまた痙攣を起こすかもしれないのでそのまま様子を見てとの返事
・1時間後熱で苦しがっていたので(39.7℃)解熱剤の座薬を処方
・解熱剤が効かず(39.1℃)そのまま入眠
・2時間後、少しラクになったようで起床(機嫌良し38.6℃)
→ 夕食後の19時45分に2度目のけいれん
手足がビクンビクンと大きく振れる種類の痙攣。
上を向いていたので軌道が詰まっていたのか、カラダを横にしたら
よだれがたくさん流れてきました。その後2、3分で徐々に治まる。
最初の時同様、意識が戻ってきてからもカラダが硬直していく
小さな痙攣を繰り返す。
・#8000に電話 救急で診察をした方が良いか確認
2度目なので診察を。案内された総合病院に行く
・夜間救急外来も混んでいて、診察をしてもらえたのは21時過ぎ
・血液検査の結果、数値に異常なし
・23時頃帰宅
という感じでした。
結局その後、熱は5日続き、夜は毎日39℃超え。
何度診察しても風邪の一種という事で不安もありましたが、ようやく熱も治まってきました。
【今回のけいれんから考えられる事】
1)37℃台だったので、ダイアップは処方しなかった。
ダイアップの後はいつも目がうつろになってハイテンションになるため、積極的には使わないようにしていた。37.8℃だったのでダイアップは処方しなかった。
→急激に体温が上がった可能性があり、ダイアップを処方していれば防げたかもしれない
2)耳鼻科で処方された薬が、けいれん持ちの子には少し強く効く種類だった。
普通の子には全く問題のない薬(数値)だけど、やや浸透率が高い薬だった。脳に浸透するパーセンテージが10%を超えると、けいれんの確率が高くなるとの事(小児科医の話)。決定的とは言えないが薬が引き金になった可能性も否定できない。
→小児科ではなく耳鼻科で診察をした事が一因かもしれない
3)ダイアップが4mgでは効きが弱かった。
体重が14kgだと6mgを使っても良い。家で保管していたのは4mgと6mgあったので4mgを処方。
→15kg以上は6mgだけど14kgなら4mgでもOK。
ただし今回はけいれんを抑えるには効き目が弱かったのかもしれない
4)解熱剤の使用により、薬が切れた時の熱の上がり方が急激だった。
これにより、熱性けいれんを起こす確率が高くなる
→けいれん持ちはできるだけ解熱剤を使わない方がよい
先生の話や、状況から考えられる事を書き出していますが、あくまで仮説で、本当のところは分かりません。
最初に述べた通り、先生もこの時期のけいれんというのが気になると言っていました。
小さい頃に起こしやすかったけいれんも5歳を境にほとんどけいれんが起きなくなるのが普通だそうです。それが3歳、4歳と立て続けにあり、しかも1日に2回。
本人の様子を見る限り大丈夫だと思うが、一度脳波の検査をしても良いと。
ただ、今回のけいれんが、上記のように小さなミスが重なって起きた事由とも考えられるので、急を要する検査ではないと。
薬によってけいれんが誘発されるとは考えもしなかったので、今後処方される薬にも注意してかなければ。。
私の息子も1歳にならないかぐらいの時に高熱を出し、ひきつけを起こしたことがあります。
嘔吐もあり、救急に連絡して受診。
点滴等の処置をしてもらいました。
それから、今の五歳になるまで起こしていないのですが
高熱でも比較的に熱に強い印象の息子。
ですが、グッタリしているときは怖くなってしまいます。
私なら、もしもその状況になった時は冷静な対応ができないな…
読ませていただくと、解熱剤も良くないようですね。
私はあまり解熱剤を使いたくないので
冷やしてあげたり、汗をかかせたりで、対応していますが、
母や祖母は《熱が上がりすぎて馬鹿になるから》と解熱剤を使いたがります…
よっぽどじゃない限りは、阻止しますが。
娘さん、これからは高熱が出ても、何事も起きませんように。
娘さんもですが、お母さんもお体気をつけてくださいね。
はじめまして、コメントありがとうございます。
実はこの翌日から肺炎で入院していまい、、お返事が遅くなりました。
息子さんも熱性けいれんがあったのですね。
熱に弱い子っているんですよね。ちょっとの熱が一気に上がる子や、熱が出るとなかなかひかない子。
長女はどんなに発熱してもグッスリ寝れば翌日にはケロっと元気にしているので、姉妹でずいぶんと違い、ほんとに個性なんだと思います。
解熱剤については善し悪しあると思うのですが、お医者様は大体けいれん持ちの子には使わない方が良いと言いますよね。
うちもよほどぐったりしていないと使わないようにしているのですが、今回はあまりにも苦しい苦しいと訴えるので、可哀相になって使ってしまいました。
> 母や祖母は《熱が上がりすぎて馬鹿になるから》と解熱剤を使いたがります…
分かります。うちの母親もその心配をします。
確かに高熱って危険ですからね。。
あまり長く続くようだと良くないので、3日を目安にした方が良いようです。
薬を処方してもそれまでに回復の兆しがなければ(全く熱が下がってこなければ)、別の原因を疑う必要がありそうです。見立てが違うなど、、
ムスメにもなんとかこのまま5歳の壁を乗り越えてもらいたいです、、
2歳10ヶ月の息子がいます。今までに4回の熱性けいれんを起こしています。
どうしてよいか分からず3回も救急車を呼んでしまい2回は普通に帰れました。今回は意識障害&熱性けいれんで脳波とMRI検査の為入院しました。
この心配が小学校上がるまで続くのかと思うと毎日仕事をしていても気が気ではありません。
まだ処方はつづけていらっしゃるでしょうか?
基本となる家庭での対処の仕方が間違っているのではないか…と最近思うようになりました。
病院では熱が出たら、薄着にする。
(ネットで調べると手が冷たい時は温める。手が暖かい時は薄着にする)と書いてありました。
熱性けいれん持ちの場合は違うのでしょうか?
とても参考になるブログで、又おじゃまさせて頂きたいと思っています。よろしくお願いします。
(別記事にコメントいただいたのをこちらの記事コメントに転載しました byサトコ)
こんばんは。
2歳10ヶ月の間に4回の熱性けいれん、それはご両親も気が気じゃないですよね。こどもがけいれんを起こした当時を思い出すだけで胸がドキドキします。
脳波とMRI検査の結果はいかがだったのでしょうか。
まずはお医者様、かかりつけの主治医様とよくご相談なさる事が一番だと思います。
うちのケースは、比較的軽い方だったのか、熱性けいれんを起こしやすかった二女も最後の痙攣が4歳の時で、それ以降はけいれんを起こさず、なんとかやり過ごしてきました。今年の春で小学生になります。
保育園ではクラスが上がるたびに担任の先生と痙攣の話があり、先生方も慎重に対応してくださり(熱が上がり始めたら早めに連絡をいただくなど)、私も時に応じダイアップ(痙攣止め)を処方するなどしてきました。他の子よりも注意深く体調の変化、特に熱の上がり具合をチェックしてきました。
つい先日、夜に38度を超える熱を出した時も、迷いましたがけいれんの怖さから思わずダイアップを使いました。翌日診察をした所、先生から、そろそろダイアップの使用はやめて様子をみましょうと言っていただき、ほっとした所です。もう6歳ですし、大丈夫だろうという先生の判断です。
薬を使う事には抵抗があったので、先生のその言葉に安心しました。
身近にひどい熱性けいれんを起こしたお子さんがいて、当時(1歳)脳に腫れが見られるという事でしばらく入院、退院後も月1回程度の定期検診を続けていました。その子も小学2年生になりますが、小学校に上がるまでは、痙攣を抑えるお薬を毎日飲んでいたようです。小学校にあがってからはけいれんを起こしたと聞いた事はありません。
色々なケースがありますし、個々の体質、親の考え、先生の考え、様々です(解熱剤を使いたい先生、使いたくない先生、薬嫌いな親、予防のため薬を飲ませたい親)。
でも子どもの親はご両親だけなので、お二人が納得いくまで先生と話したり、それでも不安が拭いきれないのであれば、セカンドオピニオンで他の病院に行ってみるのもいいと思います。
ただ、ネットに書き込まれた情報を鵜呑みにするのは危険なので(言って見れば私が書いたブログもあくまで我が家のケースのみですし)、医療のスタンダードも年々変わっていくものと思います。だとすれば、目の前の先生とよくご相談して、その時々に合った選択をしていくのがベストだと思っています。
せっかくこうして書き込みをしてくださったので我が家の今を伝えるのであれば、子どもが成長していくと、少しずつ心配事が減ってきています。体も丈夫になっていくので、子どもの成長にも期待して。
働いていると迷いもたくさんありますよね。
色々不安で大変ですが、後で振り返るとそれなりに「よくがんばった!」と思えたりするもんです^ ^
息抜きしながら、がんばりましょう〜
信頼をしていた病院の担当医が今月で辞めて違う病院に移るといわれました。
わざわざ連絡を頂いたのですが、今いる新宿区→品川区だと緊急の場合はちょっと…と思い今後どうしよう?と思っていた所に熱が出てしまいました。
救急車で運ばれた病院の担当医に先日ようやく会う事が出き今後の進め方や脳波の結果などを聞き安堵した処でした。
担当医は神経外科になる様なので熱性けいれんの場合はこちらの担当医を信頼し進めていこうと思っています。
MRIの結果は当日に座薬で眠らせる予定でしたが、眠ってくれず今月末に再度予定しております。脳波は大丈夫なのでどうします?と聞かれたのですが、入院中完全看護の病院でベットの柵を乗り越え落ちました。すぐにCTを撮り何のケガもなかったのですが、一応MRIでそちらの方も調べてほしくてお願いをしました。
同じ熱性けいれんを相談できる方がいなくて、管理人さんに相談出来てとても安心&スッキリしました。本当にありがとうございました。又、おじゃまさせて頂きたいと思います。